フレッシュキャビアのセレビア

 
 
▪️セレビアの遍歴▪️

 


 

【2005年チョウザメ養殖をスタート】

建設業を営む[有限会社小林建設]がチョウザメの養殖に着手いたしました。
2001年以降、公共事業費がカットされ地方の会社では廃業や雇用減少が出始めていたその頃、この状況に歯止めをかけるべく珍しく価値のある新たな事業ができないかと模索するタイミングでした。そんな中、「チョウザメ」の存在を知り”これだ!”と運命を感じた自社は本格的にチョウザメ養殖をスタート致しました。

【失敗の連続

建設業ということもあり、工事で出た廃材等を利用し池を作ることはとてもスムーズに進みました。
しかし、飼育を開始するやいなや、順調に育っているように見えたチョウザメが次第に弱り死んでいく個体が増え、最終的には仕入れた稚魚がほぼ殲滅状態となる苦渋を味わうこととなります。
この時期の切磋琢磨の積み重ねは、根を深く広く張るための大切な過程だったと思います。

【2009年待望のキャビア製造・販売「みずほキャビア

「キャビア」と言えども、つくれば売れるというものではありません。
最初の23年はサンプル提供や商談会等で認知度を高めることに精一杯で収入を得ることは困難でした。
また、製造技術が未熟なために解凍時にドリップが多く出てしまったり、卵が潰れていたりと課題が多くお客様から納得してもらえる商品がなかなか提供できず、契約に至らないことも多々ありました。
そんな課題だらけの中、チョウザメ養殖当初からアドバイスをいただいていた方に相談したところ細部に渡り技術指導していただき、その知恵・知識を元に自社なりに工夫を凝らし、ひとつひとつ問題を解決していくことで年月を重ねるごとに良質なキャビアが採れるようになりました。

【2014年新たな決意

少しづつ軌道に乗り始めたころ、年々と各地でもチョウザメ養殖への新規参入が増えてきていました。
当社の養魚場は小規模の為、将来的に生産量において他社に太刀打ちできない可能性があると考えました。他社と異なる魚種、かつ高級で高品質なキャビアを生産することで独自の販売を開拓できるのではないかという思いから、難易度が高いゆえあまり養殖されていない「アムールチョウザメ」の種苗生産を開始することとしました。
手探りの中、重ねる失敗を糧に2016年孵化の成功に至ります。

【2014年セレビア設立

種苗生産に挑戦するとともに、有難いことにキャビアの販売も少しづつ取引先が増えていきました。しかし一方で土建会社の片手間という印象があるとのことで取引に至らないこともあり、分業(独立)が望ましいと考え「株式会社セレビア」の設立に至ります。

【2017「セレビアキャビア」として販売開始

2016年の孵化成功を機にキャビアの製造・販売をセレビアに完全移行し、小林建設は養殖業に専念することとなります。
そして現在、小林建設ではアムール孵化の成功を機に数種類の孵化にも成功しており毎年春になると種苗生産を行っています。
また、セレビアでは土建会社のイメージが解消された事もあり取引数も増え始め、現在では全国各地の百貨店や飲食店、個人のお客様よりご注文をいただけるようになりました。
両社互いに切磋琢磨し、さらなる品質向上に加え新商品の開発にも取り組んでおります。

【2023缶容器への変更及びパッケージのリニューアル

キャビアに負担がかからない口が広く浅い容器を長期間に渡り国内で探していましが思っているような容器が国内になく、海外で使用されているキャビア専用の缶容器を使用することを決意、これを機に自社を象徴するパッケージデザインのリニューアルも行いました。
同時に世界を視野に入れ、「和(日本)」をイメージしたロゴに加え「和(日本)」の特徴をイメージできるキャビアの新しい顔となる商品開発に取り組んでいます。
また、チョウザメの身や骨、すべての部位を活用した価値ある商品の開発にも果敢に挑戦しています。

【20∞これまでもこれからも〜

チョウザメをセンターに置き、基本に忠実に革新を緩めない。
セレビアは、皆様に喜んでいただける商品を、島根県邑智群邑南町から発信して参ります。

The challenge continues